IEC62264(ISA-95)チュートリアルセミナー開催報告(参加者約132名)
製造業の経営と現場をつなぐ標準モデルの徹底解明
- ISA-95(IEC62264)チュートリアルセミナー -
製造業のIT化は、すでに多くの企業において実施され成果も徐々に上がっています。しかし、受発注などの経営管理分野のIT化と比較して、生産現場のIT化は遅れており、現場の見える化は依然として大きなテーマとなっています。経営システムと生産現場とをITでつなぐことによって、タイムリーな納期回答や、仕様変更を行なえるようにし、顧客サービスの向上をめざさなければなりません。本セミナーでは、このようなしくみを業種によらない共通的なプラットフォーム上で実現するための枠組みとして期待されている標準技術を中心に、現在IECの国際標準となっている内容を分かりやすく解説します。また、この分野の欧米での技術動向について、国際標準化WGの中核メンバーであるデニス・ブランドル氏から特別講演の中でご報告いただくと共に、わが国におけるいくつかの先進的な適用事例を紹介します。
主催 | NPO法人ものづくりAPS推進機構(APSOM) |
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(独)日本学術振興会PSE143委員会常設分科会JBF | |
法政大学情報マネジメントデザインラボ | |
協賛 | IEC(国際電気標準会議)TC65国内委員会、ISA-J、計測自動制御学会、スケジューリング学会 |
日本鉄鋼協会、製造業XML推進協議会、FAオープン推進協議会、製造科学技術センター、VEC | |
特別協賛 | 横河電機株式会社、三菱電機株式会社、株式会社山武 |
日時 | 5月19日(月)10:00~17:50(18:00~懇親会) |
場所 | 法政大学市ヶ谷キャンパスボアソナードタワー26階スカイホール |
http://www.hosei.ac.jp/hosei/campus/annai/ichigaya/campusmap.html |
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参加人数 | 132名 |
テキスト | 5000円(全135ページ+付録7ページ、事務局にお申込みください。) 数部、残部があります。 |
プログラム
9:30~ | (受付開始) |
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10:00~10:30 | 我が国における製造マネジメント国際標準化への取り組み | |
講演者:福田好朗氏(産業オートメーション標準化推進委員会委員長、法政大学教授) |
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10:30~11:10 | プロセス産業における標準モデルISA-88とISA-95の関係 | |
講演者:北島禎二氏(プロセスシステム工学143委員会JBF世話人、東京農工大学助教) |
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11:10~12:00 | ISA-95の概要と日本的生産方式の適用 | |
講演者:児玉公信氏(株式会社エクサ 技術推進本部担当部長) |
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(昼休み) |
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13:00~14:30 | <特別招待講演>ISA-95とは何か? | |
~ISA-95モデルを用いた製造業情報技術のベストプラクティス~~(同時通訳あり) | ||
講演者:デニス・ブランドル氏(ISA-95エディタ、IEC65E/JWG5コンビナ) |
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14:30~15:10 | 製造業の階層モデルとスケジューリング問題の関係 | |
~ISA-95階層定義による問題の整理とPSLX技術仕様の貢献~ | ||
講演者:西岡靖之氏(ものづくりAPS推進機構副理事長、法政大学教授) |
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(休憩) |
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15:30~16:00 | 事例1:ISA-95を用いたERPとMESの統合 | |
講演者:川村春久氏(横河電機株式会社IA事業部PEソリューションセンターMESグループ長 ) |
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16:00~16:30 | 事例2:ISA-95の実用化への取り組み | |
講演者:渡部裕二氏(三菱電機株式会社名古屋製作所開発部次長 兼 規格標準化推進グループマネージャ) |
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16:40~17:40 | パネルディスカッション | |
製造業のITビジネスモデルと標準化戦略との関係(通訳あり) |
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司会:西岡靖之氏(法政大学) 講演PPT | ||
パネラー:デニス・ブランドル氏、長谷部伸治京都大学教授、およびセミナー講演者 | ||
17:40~17:50 | クロージング | |
黒岩惠氏(NPO法人ものづくりAPS推進機構理事長) | ||
18:00~19:30 | 懇親会 | |
注)基調講演の日本語訳、およびISA95(IEC62264パート1仕様抜粋、ISA95奮戦記は、セミナーテキストのみでご欄いただけます。事務局までお問い合わせください。